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法規 第4回 ⏱ 約10分で読めます

標準電圧100V・200Vの許容範囲は『101±6/202±20』で一発暗記

電験三種「法規」科目で頻出の『電圧・周波数の維持』を、電気事業法施行規則の数値ベースで整理。標準電圧100Vは101±6V、200Vは202±20V、周波数は標準周波数に等しい値を維持する努力義務まで、穴埋め問題で確実に得点するための1記事です。

🃏 暗記フレーズ:101±6・202±20、周波数は標準値

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この記事で身につくこと

電験三種「法規」科目の中でも、ほぼ毎年なんらかの形で問われる のがこの「電圧・周波数の維持」。 やっかいなのは、「100Vぴったり・200Vぴったり」を覚えても1点も取れない という点です。中心値はあえて 101V/202V にずらされており、ここを取り違えると穴埋めで丸ごと落とします。

本記事を読み終えたら、

  • 100V系・200V系それぞれの 維持すべき電圧範囲 を数字で即答できる
  • 周波数の維持義務が「標準周波数に等しい値に維持する努力義務」であることを正しく言える
  • 試験で狙われる「測定と記録」のルールまで一気に押さえられる

ようになります。

暗記フレーズ:101±6・202±20、周波数は標準値

100V系 → 101 ± 6V 200V系 → 202 ± 20V 周波数 → 標準周波数に等しい値(努力義務)

これだけ。あとは「中心が101/202になる理由」と「上下何Vか」を体で覚えてしまえば、この単元は終わりです。

なぜ電圧を厳格に維持する必要があるのか

家庭用機器は、100V または 200V で動くことを前提に設計 されています。

  • テレビ・冷蔵庫・照明 → 100V のコンセント
  • エアコン・IH調理器など大電力機器 → 200V 専用コンセント

電圧が高すぎれば発熱・発火や絶縁破壊、低すぎれば動作不良やモータの過電流など、機器の寿命と安全に直結 します。だからこそ電気事業法施行規則は、一般送配電事業者等に対して、供給地点(≒お客さまの引込口)での電圧をある幅に維持する努力義務を課しているのです。

🃏 暗記シート
Q. 電圧・周波数を維持する義務を負うのは誰?

電圧の維持値(ここが本丸)

電気事業法施行規則は、一般送配電事業者等が、その供給する電気の電圧の値を 供給地点において 次の値に維持するように努めなければならない、と定めています。

標準電圧維持すべき値具体的な範囲
100V101Vの上下6Vを超えない値95V 以上 107V 以下
200V202Vの上下20Vを超えない値182V 以上 222V 以下

ここでハマりやすいポイントは2つ。

  1. 中心値が「100/200」ではなく「101/202」 であること
  2. 上下の幅が「6Vと20V」で揃っていない こと(200V系は2倍ではない!)

「100±10」「200±20」と書きたくなるのを、ぐっとこらえて覚え直しましょう。

🃏 暗記シート
Q. 標準電圧100Vのとき、維持すべき電圧の範囲は?
💡 中心は100Vではなく101V
🃏 暗記シート
Q. 標準電圧200Vのとき、維持すべき電圧の範囲は?
💡 中心は200Vではなく202V

⚠ 試験で狙われるひっかけ:「100V」と「101V」

引っかかりやすい鉄板パターンが、

標準電圧100Vの中心値はいくらか?

正解は 「100V」ではなく「101V」。 配電線で末端まで電気を送ると、線路インピーダンスでどうしても電圧は降下していくため、変電所側はあらかじめ 少し高めの101V を狙って送り出します。その結果、許容幅の中心も101Vに置かれているわけです。

「標準電圧」と「維持基準の中心値」は別物——ここを問う選択肢が出たら、迷わず “101V/202V” を選んでください。

周波数は「標準周波数に等しい値」を維持する

電圧と並んで定められているのが、周波数の維持義務。条文は次のようになっています。

一般送配電事業者等は、その供給する電気の周波数の値を、その供給地点において、標準周波数に等しい値に維持するように努めなければならない

ポイントは「等しい値に維持する努力義務」という言い回し。電圧と違って 「±◯Hz」という許容幅は条文に書かれていません。試験で「周波数は ±0.2Hz 以内」のような選択肢が出たら、それは原則として誤り(系統運用上の運用目標値であって、施行規則の条文ではない)。

なお、ご存じのとおり日本の標準周波数は、

地域標準周波数
東日本50Hz
西日本60Hz

ですが、これは法令で「東=50/西=60」と直に固定されているのではなく、各事業者が供給区域ごとに 標準周波数として届け出ている値 に等しく保つ、というのが正確な理解です。

🃏 暗記シート
Q. 周波数についての維持義務は?

「測定と記録」もセットで覚える

電圧・周波数を維持するだけでなく、一般送配電事業者等には次の義務もあります。

供給地点における 電圧および周波数を定期的に測定し、その結果を記録 しておかなければならない。

維持する → 測る → 残す」がワンセット。択一問題で「測定だけでよい」「記録は不要」といった選択肢が出てきたら、迷わず誤りと判断できます。

🃏 暗記シート
Q. 電圧・周波数の維持義務とセットで課されているもうひとつのルールは?

まとめ:電圧・周波数の維持義務 早見表

項目内容
標準電圧 100V101V ± 6V(95〜107V)
標準電圧 200V202V ± 20V(182〜222V)
標準周波数(東日本)50Hz
標準周波数(西日本)60Hz
周波数の維持義務標準周波数に等しい値(努力義務、±◯Hzではない)
義務を負う者一般送配電事業者等
セットの義務定期的な測定 + 記録の保存
根拠法令電気事業法・電気事業法施行規則

暗記フレーズ:101±6・202±20、周波数は標準値

この5つを押さえておけば、「電圧・周波数の維持」関連の穴埋めは怖くありません。条文の言い回し(「努めなければならない」=努力義務)まで含めて、丸ごと覚えてしまいましょう。

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