資格LABO
資格LABO
ズルい勉強法ラボ
理論 第15回 ⏱ 約8分で読めます

静電力の矢印は「どうはんいいん」で一撃攻略

電験三種・理論の第一歩「静電力(クーロンの力)」の矢印で混乱しないための完全攻略記事。魔法の合言葉『同じは反発、違えば引力』と『2点を結ぶ一直線』のルールを押さえるだけで、9割の初学者がつまずく3つの罠を一発で回避できます。

🃏 暗記フレーズ:同じは反発、違えば引力

🎥 動画でも解説しています > YouTubeで開く

この記事で身につくこと

電験三種「理論」科目で、直流回路を一通り終えた次にやってくるのが 静電力(クーロンの力)。 ところが、ここで 9割の初学者がつまずく と言われるくらい、最初の一歩で手が止まりやすい分野です。

理由はシンプルで、「公式の前に、力の向き(矢印)の描き方を教わっていない」から。 本記事を読み終えたら、

    • と − の組み合わせを見ただけで、力の向きが即答できる
  • 点電荷という言葉に怯まず、なぜ「点」にするのか説明できる
  • 静電力の矢印を、ベクトル計算で自爆しない正しい位置に描ける

ようになります。難しい公式の前に、まずこの土台を脳に焼き付けましょう。

暗記フレーズ:同じは反発、違えば引力

同じは反発、違えば引力 =「どうはんいいん」

これだけ。静電力の矢印問題は、この4文字で 基礎の90% が片付きます。

  • 同種(+と+、−と−):仲が悪いので 反発、矢印は外向き
  • 異種(+と−):惹かれ合うので 引力、矢印は内向き

磁石の N極・S極とまったく同じ感覚です。同じ極同士は離れたがり、違う極同士は引き合う。 公式を覚える前に、まずこのリズムを口に出して刷り込んでください。

ここでつまずく「静電気の罠3選」

電験三種・理論で、唐突に回路図から離れて科学っぽい話に切り替わるのが、この静電力の単元。 だからこそ、こんな罠が待ち構えています。

  1. 専門用語の壁:「帯電体」「点電荷」など漢字ばかりでイメージが湧かず手が止まる
  2. 引力・斥力の混同:本番の緊張で、どっちが反発でどっちが引力か飛んでしまう
  3. 矢印の迷子:計算以前に力の向きを適当に描いてしまい、ベクトル計算で自爆する

3つとも、「合言葉」と「一直線ルール」を覚えるだけで全部回避できます。今日でサラバです。

🃏 暗記シート
Q. 静電力の向きを決める『魔法の合言葉』は?

Step1:点電荷の正体 ― 大きさを無視する

まず用語を3つだけ押さえます。

用語意味
静電気物質が帯びる電気。プラスかマイナスのどちらか
帯電体電気を帯びた物体
点電荷大きさを無視した帯電体

ここで多くの人が「なんでわざわざ点にするの?」と引っかかります。答えは、

距離を正確に測るため

現実の帯電体は四角かったり丸かったりバラバラで、「物体間の距離」と言われても どこからどこまで を測ればいいか決まりません。 静電力は 距離の影響を強く受ける ため、ここが曖昧だと計算ができないんです。

そこで「大きさを無視」して に置き換える。すると距離が一意に決まり、計算が圧倒的に簡単になる ―― これは物理の世界で繰り返し使われる、定番のテクニックです。

Step2:静電力 F ― 同種と異種で向きが反転する力

次に主役の登場です。

静電力 F = 電荷同士に働く力(単位:N=ニュートン)

向きは合言葉のとおり。

  • 同種同士(+と+/−と−):反発力、矢印は互いに外向き
  • 異種同士(+と−):吸引力、矢印は互いに内向き

ここまでは磁石とまったく同じ発想なので、違和感なく頭に入るはずです。

Step3:一直線上が鉄則 ― 矢印の正しい描き方

ここが最大の罠。力の向きを示す矢印は、適当に描いてはいけません。

2つの点電荷を結ぶ「一直線上」に描く

これがルールです。手順はたった2ステップ。

  1. まず、2つの点電荷を 点線で結ぶ
  2. その線から 絶対にハミ出さない ように「反発」または「引力」の矢印を引く

斜めに描いたり、点電荷から外れた位置から矢印が出ていたら問答無用で不正解。 本番でやりがちな失点パターンなので、ここだけは指で線をなぞるくらい徹底してください。

💡 補足:力が 複数 ある場合は、合力(ベクトル和)として線が曲がることもあります。ただし「1対1」の基本問題では、必ず一直線です。

🃏 暗記シート
Q. 静電力Fの矢印は、どこに描くのが正解?
💡 1対1なら必ずまっすぐ

ミニクイズ:この力の向きは?

左下に 、右上に の点電荷がある。正しい静電力の矢印はどれ?

  • A:2点を結ぶ線から外れて、斜め上向きの矢印
  • B:2点を結ぶ一直線上で、互いに引き寄せ合う向きの矢印
  • C:2点を結ぶ線から外れて、斜め下向きの矢印

合言葉「同じは反発、違えば引力」と「一直線ルール」を思い出してください。

正解:B +と−なので「違えば引力」、かつ2点を結ぶ一直線上にある矢印 ―― 条件を両方満たすのは B だけ。 A と C は向きや位置がズレているので、見た瞬間にバツと判断できます。

まとめ

静電力の基礎は、この5点で完成です。

  • 静電気 = 物質が帯びる電気(+/−)
  • 帯電体 = 電気を帯びた物体
  • 点電荷 = 大きさを無視した帯電体(距離計算を簡単にするため)
  • 静電力 F = 電荷同士に働く力(単位 N)
  • 力の向き = 2つの電荷を結ぶ 一直線上 に描く

暗記フレーズ:同じは反発、違えば引力(どうはんいいん)

迷ったらこの4文字に帰ってきましょう。土台が固まれば、このあと出てくるクーロンの法則の 計算問題 も確実な得点源になります。

📖 ここまで読んだあなたへ

Webの何倍も覚えやすい
紙のフルラミネート加工の
暗記シート
があります

実績2,000部突破
お風呂や電車のスキマ時間でサクッと勉強できます。
付属の練習用紙で無限に練習できます♪

📋ラミネート加工 🎨フルカラー 💧防水 🛁お風呂でもOK 🚃電車でもOK ♾️練習用紙で無限練習

この記事を読み終えたら、進捗を記録しましょう

この記事をシェア

📚 理論科目の他の記事も読む

次は…(ローテーション順)
機械
変圧器の並列運転|4条件は「循環電流」だけで全部つながる

機能追加のご要望・バグ報告をお待ちしています

サイトをより良くするため、お気付きの点・「こんな機能が欲しい」「このページが見にくい」など、お気軽にご意見をお寄せください。

フィードバックを送る →