「3600」の正体を暴く!kWhとkJを3ステップで完全攻略
電験三種「理論」科目で9割が挫折する単位換算 kWh⇔kJ を、丸暗記ではなく『1W·s = 1J』という魔法の鍵から導出する3ステップで完全攻略。3,600の正体は『1時間=3,600秒』。意味で覚えれば、もう本番でパニックになりません。
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この記事で身につくこと
電験三種「理論」科目で、9割の受験生がつまずくのが kWh と kJ の単位換算。 「1kWh=3,600kJ」を丸暗記しようとして、本番で「あれ、3,600 を掛けるんだっけ?割るんだっけ?」とパニックになる人が後を絶ちません。
本記事を読み終えたら、
- 1[W·s] = 1[J] という魔法の鍵が即答できる
- 3,600 の正体 が「1時間 = 3,600秒」だと自信を持って説明できる
- どんな単位換算問題も 3ステップで一発立式 できる
ようになります。
暗記フレーズ:電力量を求めてから→熱量へ換算
電力量を求めてから → 熱量へ換算
これがすべての出発点です。式変形で迷子になる人は、たいてい 熱量[J] から先に攻めよう とします。 そうではなく、まずは 電力量 W[kW·h] をパワー×時間で出し、その後で秒に直して熱量へ翻訳する。この順序を死守すれば、本番で迷うことは絶対にありません。
9割が挫折する「単位の混同」という最大の罠
電験理論で受験生がつまずくポイントは、ほぼ1点に集約されます。それは 単位の混同 です。
- 電力 P[W](瞬間の仕事率)
- 電力量 W[W·s] や W[kW·h](時間で積み上げた仕事の量)
- 熱量 Q[J] や Q[kJ](熱エネルギー)
これらが頭の中でごちゃ混ぜになり、「3,600 を掛ける? 割る? もうわからん!」と手が止まる。 理由もわからず公式を丸暗記しようとするから 本番で崩れるのです。今日でその習慣を終わらせましょう。
魔法の鍵:1[W·s] = 1[J]
ベースキャンプはここです。
1[W·s] = 1[J]
これは「電気エネルギーがそのまま熱エネルギーに変換された量」を示しています。 つまり、電気の仕事量(電力量)は、そのまま熱量になる という絶対法則。 ジュール熱で電熱線が温まる現象を式で書いただけ、と思えば腹落ちするはずです。
この1行さえ握っていれば、あとは単位を揃えるだけのパズルになります。
ステップ1:電力量 W[kW·h] を求める
電力量とは「一定時間内に電気がする仕事の量」のこと。1[W] の電力で 1秒[s] 仕事をすれば、その電力量は 1[W·s] です。 電験で使う実用単位に直すと、公式は次の通り。
W[kW·h] = P[kW] × t[h]
機器のパワー[kW] と、使った時間[h] を掛け算するだけ。 電気代の請求書で「○○kWh使用」と書いてあるのと同じ計算です。日常感覚で十分理解できます。
ステップ2:時間[h] を秒[s] に換算する = ここが「3,600」の正体
公式で使った時間は [h](時間)。しかし魔法の鍵は 1[W·s](秒)です。 単位を揃えないと足し算も比較もできない。だから時間を秒に直します。
1[h] = 60[min] = 60 × 60[s] = 3,600[s]
これです。3,600 の正体は、ただの「1時間=3,600秒」。 時計の60進法をかけ算しただけで、特別な定数でも公式でもありません。
「3,600 を掛ける? 割る?」で迷っていた人は、時間を秒に直しているだけ だと気づけば、もう間違えようがありません。
ステップ3:熱量 3,600[kJ] を導出する
魔法の鍵 1[W·s] = 1[J] を使って、1[kW·h] を熱量に翻訳します。
| 変形ステップ | 式 |
|---|---|
| ① 電力量の式 | W = 1[kW] × 1[h] |
| ② kW → W に変換 | = 1,000[W] × 1[h] |
| ③ h → s に変換 | = 1,000[W] × 3,600[s] |
| ④ W·s = J を適用 | = 3,600,000[J] |
| ⑤ J → kJ に直す | = 3,600[kJ] |
結論、
1[kW·h] = 3,600[kJ]
もう「3,600 を掛けるんだっけ?」と迷うことはありません。時間を秒に直したから3,600なのです。
実力試し:電気ヒーター 10[kWh] の熱量は?
ある電気ヒーターを使用し、10[kWh] の電力量を消費しました。このとき発生した熱量[kJ] はいくらでしょうか?
暗記フレーズを思い出してください。電力量を求めてから → 熱量へ換算。1時間は何秒でしたか?
ーー 考えてから、下の解答へ。
解答:36,000[kJ]
① 電力量は既に 10[kWh] と求まっている
→ 10[kW] × 1[h] と書ける
② 熱量に直すには「時間を秒にするだけ」
→ 10[kW] × 3,600[s] = 36,000[kJ]
3,600 の意味 を知っているあなたなら、もう単位の罠には引っかかりません。
電力量と熱量まとめ表(完全保存版)
| 電力量 | 熱量 | |
|---|---|---|
| 定義 | 一定時間内に電気がする仕事の量 | 電気エネルギーが熱エネルギーに変換された量 |
| 公式・換算 | W[kW·h] = P[kW] × t[h] | 1[kW·h] = 3,600[kJ] |
| 単位の正体 | パワー × 時間 | 時間[h] を秒[s] に直しただけ |
迷ったらここに戻ってきてください。
魔法の鍵:1[W·s] = 1[J] 基本手順:電力量を求めてから → 熱量へ換算
まとめ
- 単位換算で迷う人は、意味を知らずに丸暗記 しているだけ
- 魔法の鍵 1[W·s] = 1[J] が電力量と熱量をつなぐ絶対法則
- 暗記フレーズ 「電力量を求めてから → 熱量へ換算」 で立式の順序を死守
- 3,600 の正体は「1時間 = 3,600秒」、これさえ腹落ちすれば一発で解ける
- 解法は ①パワー×時間で電力量 → ②時間を秒に直す → ③W·s=J を適用 の3ステップ
暗記フレーズ:電力量を求めてから → 熱量へ換算
意味で覚えれば、単位換算は理論科目の 得点源 に変わります。
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