地絡の保護対策を『つけるのが原則、外せるのは例外だけ』で攻略|電技第15条・解釈第36条
電験三種「法規」の地絡保護。文字ばかりで覚えにくい電技第15条・解釈第36条を、『地絡遮断器はつけるのが原則、外せるのは例外だけ』という一本の軸で整理します。8つの免除条件を丸暗記せず、『危険がない状況だけ除外している』という共通ロジックで理解できる解説記事です。
🎥 動画でも解説しています > YouTubeで開く
この記事で身につくこと
法規の勉強をしていて、こんな経験はありませんか。
「地絡遮断器の例外が8つもある」──そう書かれた瞬間に、ページをそっと閉じたくなる。あるいは覚えようと頑張ってはみたものの、3号まで進んだところで1号が消えていて、5号を読む頃には2号が行方不明になっている。
大丈夫です。それはあなたの記憶力の問題ではありません。番号で覚えようとしているのが原因です。
例外1号から8号は、バラバラの8個ではありません。すべてたった一つの考え方から生まれています。その考え方さえ手に入れば、8つは6つの型に整理でき、条文を見なくても「これは免除されるな」「これはダメだな」が判断できるようになります。
この記事で身につくのは、次の4つです。
| 身につくこと | 具体的な中身 |
|---|---|
| 大原則 | 電技第15条と、解釈第36条の「金属製外箱・60V超・低圧機械器具」3条件 |
| 例外の共通ロジック | 「地絡しても危険がない状況だから免除される」という一本の軸 |
| 例外8つの整理法 | 触れない/逃がす/絶縁/環境/機器側/特殊、の6つの型 |
| 最大の罠の回避 | 過電流遮断器と漏電遮断器の決定的な違い |

法規で点が伸びない人が詰まっているのは、だいたい次の3か所です。例外8条件が丸暗記できない。地絡遮断器と漏電遮断器がごちゃ混ぜになる。そして例題で「過電流遮断器でもいいのでは?」と引っかかる。
3つとも心当たりがあっても、落ち込む必要はありません。3つとも原因は同じ「丸暗記」だからです。原因が一つなら、対策も一つで済みます。
暗記フレーズ:地絡遮断器は、つけるのが原則、外せるのは例外だけ
今回、覚えていただくのはこの一文だけです。
地絡遮断器は、つけるのが原則、外せるのは例外だけ

たった一行ですが、この中に条文が2本まるごと入っています。
| フレーズの部分 | 対応する条文 | 中身 |
|---|---|---|
| つけるのが原則 | 電技 第15条 | 地絡による感電・火災を防ぐ施設が義務 |
| 外せるのは例外だけ | 電技解釈 第36条 | 免除される場合を列挙(例外1号〜8号) |
大事なのは順番です。原則を先に固め、そのあとで例外に進む。逆から入ると、「どれが原則でどれが例外か」が混ざって必ず迷子になります。
まずは原則から、しっかり足場を固めていきましょう。
ステップ1:大原則は「60V超・金属製外箱・低圧」の3点セット

電技第15条は、「電路に地絡が生じたときに、感電や火災のおそれがないようにしなさい」と定めています。これが義務です。法律の側は、ここをはっきり言い切っています。
では具体的にどんな設備につけるのか。それを決めているのが解釈第36条で、条件は次の3つです。
| 条件 | 内容 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| ① 金属製外箱を有する | 機器の箱が金属でできている | 中で漏れると箱そのものが電気を帯び、触れた人に流れるため |
| ② 使用電圧が60Vを超える | 60Vちょうどは対象外 | 一定の電圧を超えると感電の危険が現実的になるため |
| ③ 低圧の機械器具 | 高圧・特別高圧ではなく低圧 | 第36条が対象としている区分 |
この3つがそろったとき、原則として地絡遮断器(ELB:Earth Leakage Breaker)の施設が必須になります。
「60Vを超える」の“超える”に赤線を引く
ここは毎回ひっかけに使われるところです。条文は「60Vを超える」であって、「60V以上」ではありません。つまり、ちょうど60Vのものは対象外です。
選択肢に「60V以上」と書かれていたら、その時点で疑ってください。数字は合っているのに不正解、という一番くやしい落とし方をする場所です。
なお、ELBという略称そのものは試験ではほとんど問われません(設問は「地絡遮断器」と日本語で書かれます)。ただ、実際に図面を読んだり現場に出たりする方は、覚えておいて損はありません。
ステップ2:例外8つを貫く「たった一つの考え方」

さて、ここからが山場の例外です。ただし、身構えなくて大丈夫です。
すべての例外に共通しているのは、次の一行です。
例外になる = 地絡しても危険がない状況であること
法律は、意地悪をするために例外を作っているわけではありません。「わざわざ守らなくてもいいくらい安全なら、義務を外してあげよう」という、わりと人情のある発想でできています。
この目で見ると、8つの例外は次の4つの型に収まります。
| 型 | どういう状況か | 代表する例外 |
|---|---|---|
| そもそも人が触れない | 防護措置・絶縁で人体まで届かない | 1号・3号 |
| 別の安全経路がある | 接地で大地へ逃がしてしまう | 4号 |
| 大元と切り離されている | 非接地で帰り道がない | 5号・7号 |
| 特殊な環境・回路 | 乾燥している、水気がない など | 2号・8号 |
8つが4つになりました。半分です。ここに「機器側で対策済み(6号)」を足しても、覚える塊は5つ。番号を順番に唱えるより、はるかに軽くなります。
ステップ3:例外1〜3号 ── 人に電気が届かないパターン

最初の3つは「そもそも人に届かないから安全」という共通点でまとまります。
| 号 | 条件 | 免除される理由 |
|---|---|---|
| 1号 | 機械器具に簡易接触防護措置を施す | 人が簡単に触れられないので感電しない |
| 2号 | 乾燥した場所、または対地電圧150V以下で水気のない場所 | 人体を通って電気が流れにくい |
| 3号 | 電気用品安全法の二重絶縁構造(ゴム・合成樹脂で被覆したものなど) | そもそも漏れ出てこない |
2号は、条件が2本立てになっている点に注意してください。「乾燥した場所」だけでなく、「対地電圧150V以下 かつ 水気のない場所」というルートもある、という形です。濡れた手でコンセントを触るなと言われるのと同じ理屈で、水気は感電のリスクを一気に押し上げます。
なお1号に出てくる「簡易接触防護措置」は、「接触防護措置」との区別が毎年のように問われるところです。ここが少しでも怪しいと感じたら、先に第24回の記事で用語の線引きを済ませておくと、この先がぐっと楽になります。
ステップ4:例外4号 ── 接地抵抗3Ω以下で「逃がす」

4号は、機械器具に施したC種接地工事またはD種接地工事の接地抵抗値が3Ω以下の場合です。
ポイントは、3Ωという値の“異常な低さ”にあります。C種は原則10Ω以下、D種は原則100Ω以下ですから、3Ωはそれよりさらに厳しい水準です。
| 比較 | 接地抵抗 | 電気の逃げやすさ |
|---|---|---|
| 通常の接地 | 10Ω・100Ωなど | 大地へ流れる量が限られる |
| 例外4号の条件 | 3Ω以下 | 漏洩電流が確実に大地へ逃げる |
抵抗とは、電気にとっての「通りにくさ」です。3Ωまで下げてしまえば、人の体を通る経路より、地面へ抜ける経路のほうが圧倒的に楽になります。電気は楽なほうを通りますから、人に流れません。だから遮断器を省いてもよい、という理屈です。
「触れない」ではなく「逃がす」で安全を確保するタイプ、と覚えてください。
接地工事のA種〜D種の値そのものがあやふやな方は、先に第31回で抵抗値と軟銅線の太さを一枚の表に整理しておくと、この3Ωの意味が立体的に見えてきます。
ステップ5:例外5号 ── 絶縁変圧器と非接地で「帰り道を断つ」

名前が急に難しくなりますが、中身はいたってシンプルです。条件は2つそろって初めて成立します。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| ① | 系統電源側に絶縁変圧器を施設する(機械器具側の線間電圧300V以下) |
| ② | 機械器具側の電路を非接地とする |
なぜこれで安全なのか。理由は「電気は一周できないと流れない」からです。
電気には行きと帰りの道が必要です。ところが機械器具側が非接地なら、大地とつながっていません。つまり帰り道がない。人がうっかり機器に触れても閉回路ができず、電流は流れないのです。
「触っているのに安全」というのは直感に反しますが、道が途切れていれば渡れない、と考えると腹に落ちます。これが型の3つ目「大元と切り離されているパターン」です。
ステップ6:例外6号 ── 今日いちばんの罠、漏電遮断器の正体

6号は、機械器具内に漏電遮断器を取り付け、電源引出部が損傷を受けないように施設する場合です。
図で見ると違いは一目瞭然で、原則では遮断器が「電路の途中」にあるのに対し、6号では遮断器が「機械器具の中」に入っています。場所が移動しただけ。それだけで免除されます。
なぜ場所が変わるだけで免除されるのか
理由はあっけないほど単純です。
地絡遮断器と漏電遮断器は、やっていることが同じだから。
ここが、多くの受験生が長年もやもやしてきたポイントです。名前が2つあるので別々の装置だと思い込みがちですが、どちらも「行きと帰りの電流の差」を見て漏れを検知し、電路を切る装置です。呼び名が違うだけなのです。
同じものが機械の中にすでに入っているなら、電路にもう一つ付ける意味はありません。二重に付けなくていい、という素直な話です。
なお条件として「電源引出部が損傷を受けないように施設する」が付きます。ケーブルの出口が傷めば、そこから漏れてしまうからです。装置さえあればいい、ではない点に気をつけてください。
ステップ7:例外7・8号 ── 太陽電池と管灯回路
最後の2つは、出題頻度としては高くありません。共通ロジックで納得しておけば十分です。
| 号 | 対象 | 条件 |
|---|---|---|
| 7号 | 太陽電池モジュールに接続する直流電路 | 非接地・絶縁変圧器の施設・対地電圧450V以下などを満たす場合 |
| 8号 | 管灯回路(蛍光灯・ネオン管など放電を使う照明) | その他、条件を満たす特殊な回路 |
7号を見て「5号と似ている」と感じたなら、その感覚が正解です。非接地・絶縁変圧器という組み合わせは5号とまったく同じ発想で、大元と切り離すタイプの例外です。
ただし、電圧の数字だけは違います。ここは並べて覚えてください。
| 例外 | 電圧の種類 | 値 |
|---|---|---|
| 5号 | 線間電圧 | 300V以下 |
| 7号 | 対地電圧 | 450V以下 |
7号のほうが高いのは、太陽電池が発電設備であり、そもそも扱う電圧が高めだからです。「発電するほうが高い」と紐づけておけば、数字が入れ替わることはありません。
ステップ8:最大の罠 ── 過電流遮断器では地絡を守れない
ここが本番で一番差がつくところです。次の例題を見てください。
Q. 60Vを超える低圧機械器具に接続する電路への地絡遮断器の施設が、免除されないのはどれか?
- 機械器具に施したC種・D種接地工事の接地抵抗値が3Ω以下
- 機械器具に簡易接触防護措置を施す
- 機械器具に、過電流遮断器を取り付ける
答えは3番です。過電流遮断器では免除されません。
理由は、そもそも検知しているものが違うからです。
| 項目 | 過電流遮断器 | 漏電遮断器(=地絡遮断器) |
|---|---|---|
| 何を検知するか | 短絡や使いすぎによる大電流 | 行きと帰りの電流の差 |
| 反応する電流の桁 | 数十アンペア程度 | 数十ミリアンペア程度の微小な漏れ |
| 地絡を守れるか | ❌ 守れない | ✅ 守れる |
人が感電する程度の電流は、数十ミリアンペアの世界です。数十アンペアで動く過電流遮断器は、びくとも動きません。「遮断器が付いているから安心」と思い込んだまま感電する──これが一番こわいパターンです。
一方の漏電遮断器は、行きと帰りの電流が同じなら正常、差があればどこかへ漏れている、という原理で動きます。これは以前に扱ったZCT(零相変流器)と保護継電器の考え方とまったく同じです。単元が別々に見えていたものが、ここで一本につながります。
免除条件として認められるのは、あくまで漏電遮断器(例外6号)だけ。名前が似ていても、目的が違えば答えも違う、と覚えてください。
過電流側の条文が手薄だと感じた方は、過電流遮断器を『高圧ヒューズは1.3倍で120分、省略は中性・接地・二次側』で丸ごと攻略を読んでおくと、「過電流は何を守る装置なのか」が輪郭を持って見えてきます。地絡との対比が一気にクリアになります。
ステップ9:この条文は、あなたの家の分電盤にもある
少し息抜きに、身近な話をひとつ。
家庭の分電盤の真ん中あたりにある漏電遮断器(ELB)は、まさにこの解釈第36条の考え方が家庭用に応用されたものです。電験の条文が、そのままご自宅の壁の中で働いている、というわけです。
特に洗濯機やエコキュートなどの水回りの家電は、対地電圧や水気の条件から、漏電遮断器の設置と接地(アース)が極めて重要視されます。
ここで、例外2号を思い出してください。「乾燥した場所なら外せる」ということは、裏を返せば「水気があるなら外せない」ということです。洗濯機の裏に伸びているあの緑色のアース線は、飾りではありません。条文がそのまま形になったものです。
条文を暗記対象としてだけ見ていると味気ないのですが、「自宅の分電盤の話だ」と思うと、不思議と頭に残ります。
まとめ
今日の内容を、1枚の表に集約します。ここだけスクリーンショットしておけば、直前期の見直しはこれで足ります。
原則
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 根拠 | 電技第15条(義務)/電技解釈第36条(具体的条件) |
| 対象 | 金属製外箱を有する、使用電圧60V超の低圧機械器具 |
| 措置 | 電路に地絡遮断器を施設する |
例外(=地絡しても危険がない状況)
| 型 | 内容 | 号 |
|---|---|---|
| 触れない | 簡易接触防護措置を施す | 1号 |
| 逃がす | C種・D種接地工事で3Ω以下 | 4号 |
| 絶縁 | 絶縁変圧器+非接地(線間300V以下)/二重絶縁構造 | 5号/3号 |
| 安全な環境 | 乾燥した場所、または対地電圧150V以下で水気なし | 2号 |
| 機器側対策 | 機械器具内に漏電遮断器(電源引出部の損傷防止も条件) | 6号 |
| 特殊な回路 | 太陽電池(非接地・対地450V以下等)/管灯回路 | 7号/8号 |
番号が1・4・5・3……とバラバラに並んでいるのは、わざとです。番号順ではなく、理由でまとめてあるからです。
そして最後にもう一度、今日の言葉を。
地絡遮断器は、つけるのが原則、外せるのは例外だけ
原則は「60V超の低圧機械器具で、金属製外箱があるもの」。例外は「地絡しても危険がない状況だから外せる」。ここまで自分の言葉で言えれば、地絡保護の法規は完全攻略です。
丸暗記をやめて、理由から導く。これが、法規を苦手科目から得点源に変える一番の近道です。
⚠ ここを間違える人が多い
実際の試験で取りこぼしが起きるのは、知識が無いときより「似ているものを取り違えたとき」です。この単元でよく起きる勘違いを3つ挙げておきます。
❌「遮断器が付いていれば、種類は問わない」と思ってしまう
✅ 正しくは、免除が認められるのは漏電遮断器だけです。過電流遮断器は短絡・過負荷を守る装置で、地絡の微小な電流には反応しません。選択肢に「遮断器」という文字が見えた瞬間に丸を付ける癖がある人は、必ず種類まで読んでください。ここが最頻出のひっかけです。
❌「60V以上」「150V以上」と、境目を“以上”で覚えてしまう
✅ 条文は「60Vを超える」です。ちょうど60Vは対象外になります。一方、例外2号のほうは「対地電圧150V以下」で、こちらは150Vちょうどを含みます。超える/以下がひと文字違いで逆に働くので、数字だけでなく末尾までセットで覚えてください。数字は合っているのに落とす、という一番もったいない失点はここで起きます。
❌ 例外5号と7号の電圧を混ぜてしまう
✅ 5号は線間電圧300V以下、7号は対地電圧450V以下です。似た条件(非接地・絶縁変圧器)が並ぶため、数字だけが入れ替わって記憶されがちです。「太陽電池は発電するぶん高め(450V)」と理由づけしておくと、選択肢を見た瞬間に判断できます。電圧の種類(線間か対地か)まで違う点も、地味ですが得点差になります。
過去問ではこう出た
地絡保護は、法規の中でも安定して出題が続いているテーマです。テーマで照合した範囲では、次のような出題実績があります。
| 年度・回 | 問番号 |
|---|---|
| 令和7年 上期 | 問7/問10 |
| 令和6年 上期 | 問10/問13 |
| 令和6年 下期 | 問4/問12 |
| 令和5年 上期 | 問12 |
| 令和5年 下期 | 問11 |
上期・下期のどちらにも複数問が出ており、直近3年だけを見ても継続的に問われていることが分かります。出題のされ方は、大きく次の2パターンです。
ひとつは、条文の穴埋め型。「60Vを超える」「3Ω以下」「150V以下」といった数値と語尾を空欄にして問うタイプで、暗記の精度がそのまま点数になります。もうひとつは、免除される/されないケースを選ばせる判断型。こちらは、共通ロジック(危険がない状況か)で考えれば、条文を一字一句覚えていなくても正解にたどり着けます。
なお、変圧器まわりの過電流保護と組み合わせて出題される年もあります。守備範囲を広げておきたい方は、変圧器・過電流対策を『ヒューズは1.6と2・配線用遮断器は1.25と2』で丸暗記もあわせて確認しておくと安心です。
条文を読んだだけでは、どうしても「解ける気」で止まってしまいます。手を動かして確認したい方は、こちらからどうぞ。
よくある質問
Q. 地絡遮断器と漏電遮断器は、結局どちらの言葉で覚えればいいですか?
装置としては同じものなので、どちらでも構いません。ただし試験問題では「地絡遮断器」または「地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置」という書き方が多く、例外6号の条文では「漏電遮断器」と出てきます。両方の呼び名が同じものを指すと分かっていれば、どちらで書かれても迷いません。むしろ「別物だ」と思い込んでいるほうが危険で、6号の意味が理解できなくなります。
Q. 例外の8つは、番号まで覚える必要がありますか?
基本的には不要です。試験で「これは何号か」を直接問われることは多くなく、実際に問われるのは「免除されるか、されないか」の判断です。ですから、まずは記事のまとめ表にある6つの型(触れない/逃がす/絶縁/環境/機器側/特殊)で押さえてください。番号は、後から余裕があれば紐づける程度で十分です。ただし1号(簡易接触防護措置)・4号(3Ω以下)・6号(漏電遮断器)の3つは登場頻度が高いので、この3つだけは番号ごと覚えておくと、条文問題で読み解くスピードが上がります。
Q. 接地抵抗が3Ω以下なら本当に安全なのですか? ゼロではないのに。
確かに抵抗はゼロではありませんが、大切なのは人体との比較です。電流は通りやすい経路に多く流れます。人体を通る経路に比べて接地経路が圧倒的に低抵抗であれば、漏れた電流はほぼ大地側へ流れ、人に流れる分はごくわずかになります。だからこそ条文は「10Ω」でも「100Ω」でもなく、3Ω以下という厳しい値を要求しているわけです。「値が小さい=安全」ではなく、「人体よりずっと通りやすい=安全」と理解しておくと、他の接地の問題でも応用が利きます。
なお、変圧器の火災防止など、設備側の安全対策をまとめて整理したい方は特高変圧器の火災防止を『流出・感知・消火』の三点セットで攻略!直接低圧変成の原則禁止もスッキリ整理も参考にしてください。守る対象は違っても、「危険を絶つ」という発想の筋道は共通しています。
Webの何倍も覚えやすい
紙のフルラミネート加工の
暗記シートがあります
実績2,000部突破。
お風呂や電車のスキマ時間でサクッと勉強できます。
付属の練習用紙で無限に練習できます♪

🛒関連教材ショーケース
学習の効率を上げる、紙の本格教材ラインナップ。


この記事を読み終えたら、進捗を記録しましょう




